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立体地図製作技術紹介

自動化による省力化と、手作業による高品位な仕上げによる模型製作

■ 金型・樹脂型を作成せずに、原型レスで立体地図を真空成型で作成

 企業さまや展示施設の壁面などに飾る大きな立体地図を原型を作ることなく真空成型で製作する特許を取得しました。

 展示用などの立体地図や地形模型を作成する場合、地形モデルを作成し、表面に塗装などにより地図情報を描きこむ製作方法が多いのですが、詳細な情報を持つ立体地図を作製する場合、情報量が多いほど、塗装の塗り分けの手間がかかりコストが上がる要因となっています。
 一方、樹脂板などに地図を印刷したものを、地形の凹凸に合わせて原型に合うように、樹脂板を加熱軟化させ真空成型する方法もありますが、1台だけ製作する場合には原型を作成する費用が高く、全体の価格が上がる要因となっていました。
 
 弊社では、この問題を解決するために、平面状態の樹脂板に地図を印刷したものを、成型用の原型を作成せずに、微細な領域ごとに地形を再現していきながら全体を立体に加工する、原型レスの真空成型方法による立体レリーフ地図を作成する技術を開発し、特許を取得いたしました。
 着色可能な3Dプリンターによっても同様の製作物を作成することはできますが、展示用の大きな立体地図を樹脂板1枚を立体加工することで、高解像度の立体地図・立体航空写真模型などを低コスト・短納期での加工が可能となります。

 加工機のワークサイズ 1000mm×700mm

■原型レス立体地図製作装置 主な仕様■
対象材料 : ポリスチレン樹脂シートなど熱可塑性樹脂シート (0.3〜0.8mm厚)
基本制作サイズ:700mm×1000mm
加工最大高低差:80o程度
対応縮尺 : 自由設定可

2016-10-07




■ 防災用実用型 書込み可能な立体地図を開発


市販のホワイトボード用マーカーペンでの書き込み、消去が簡単にできる、ホワイトボードタイプの立体地図

 一般的な壁掛け型立体地図は、主に展示用で制作されることが多く、災害発生時やイベント開催時など、実用的に利用することは多くはありませんでした。

 弊社では、発泡性樹脂素材を地形の形状を再現するように切削加工し、その後、新開発の上下駆動可能なインキングヘッドにより、地図を凹凸の地形モデル上にダイレクトインキング加工。 表面に透明コーティングを施すことで、市販のホワイトボードマーカーでカラフルに文字や図形を直感的に描いたり消したりできるようになりました。
従来、地形の形状の再現には石膏などの重い素材を使うことも多く、一般的な事務用ホワイトボード程度の大きさでもかなりの重量となり、移動が困難でしたが、軽量な発泡樹脂素材を使用することで、移動も容易になり、使いたい場所、見せたい場所を気軽に移動させることができます。

 1800mm×900mm程度の立体地図であれば一人で移動させることもでき、市販のキャスター付きホワイトボードタイプと同様の立体地図であれば、さらに簡単に移動することができます。
 発生が危惧される大災害にも防災・減災対策においても、地形の起伏が一目瞭然にわかり、道路や鉄道などのインフラ、地名などの情報が記載された立体地図上に、描いたり消したりできる立体地図は、停電などが発生しても情報の読み書きは可能で、ベーシックなツールとしてご利用いただけます。
 基本制作単位は、900mm×600mm、1800mm×900mm。 縮尺は1/5000〜1/25000となっていますが、オプションにより縮尺や範囲の変更や、高さ倍率の自由指定もかのうです。


■防災用書き込み立体地図 主な仕様■
本体材料 : 硬質発泡樹脂
基本制作サイズ:900mm×600mm または 1800mm×900mm (縦・横可)
対応縮尺 : 1/5000、1/10000、1/15000、1/20000、1/25000 より選択       (オプションで自由設定可)
制作範囲 : 国土地理院 2次メッシュ、3次メッシュ単位
表面地図 : 国土地理院 地形図 (オプションにより変更、修正可)
切削加工 : 地形形状データにより切削加工
      オプション:キャスター付き移動型ホワイトボード加工
        (裏面は一般的なホワイトボードです)

2013-07-01


凹凸の立体地図に市販のマーカーペンで書き込み可能

描いて消せる立体地図
地形の凹凸上に  
直接書き込めます


■ 2.5D ダイレクトインキング立体地図作成用プリンター装置を開発


 地形の起伏に沿って上下するインキングヘッドにより凹凸面に地図を描画

 地形の起伏の凹凸を正確に再現しただけでは、道路や鉄道、河川さえも、その位置が明確ではなく、目標物、地名なども、凹凸上に手描きで表現することも多く、位置は不正確になってしまうことがありました。
また、表現する内容が多くなるほど、加工に手間がかかり、制作時間や費用が増大することになります。

 また、最近流行の3Dプリンタでは、1回の造形サイズに制約があり、A4〜A3サイズ程度のモジュールごとに作成し、並べて展示するため、つなぎ目が出てしまうことや、全体を保持する枠組みの重さも問題となります。

 本システムにより、立体地図を作成する場合には、地形モデル本体の素材が自由に選べるため、起伏を再現した大型の立体地図を繋ぎ目なく、軽量な素材で作成することができます。


2013-03-01



2.5D 立体プリンタによる、地形の凹凸上へのダイレクトインキング

2.5D 立体プリンタによる、立体物への直接プリント

切削加工した凹凸の地形に 
地図を直接インキング


■ 都市模型作成用 全自動スタイロフォームカッターを開発


 都市模型、マンション模型などで製作する「直方体」や「多角形柱」などの比較的単純な形状を自動的にカットする全自動スタイロフォームカッター

 従来、テーブル型の熱線カッター(ヒートカッター、スタイロフォームカッターなどとも呼ぶ)を使って、ニクロム線によりスタイロフォームをカットするという方法で1つ1つ手作業で作成していく方法で製作されていました。

弊社では地形模型作成装置を開発・運用してきた実績を生かし、スタイロフォームを大きなブロックのまま(最大長さ1820mm)全自動カッターにセットすれば、弊社ソフトウェア「ランドプランナー」や「街並みビューア」によって入力したCADデータ通りに平面形状+高さから一軒ごとにスタイロフォームをカットする建物模型専用模型作成機を開発しました。

 80mm×80mm×15mm程度の建物であれば100軒くらいは自動で連続的に1軒1軒を異なる形、異なる高さで自動的にカットします。
 複雑な平面形状を持つ建物であっても、手作業と違いガイドプレートなどを作成することなく自動加工で平面形状と建物高さで自動カット。
 大幅な省力化が実現しました。
もちろん縮尺の変更や、高さ倍率の変更などがあっても設定の変更だけで自動的に連続的して作成します。 同じ形状を複数個作成するのも自動的に連続作成します。

これまで人海戦術でしか製作できなかった都市模型や風洞実験用の周辺建物模型の自動製作も実現されました。 現在、東京23区の都市データ(建物形状データおよび建物高さデータ)が利用できますので、東京23区の都市模型を自動製作が可能です.

■主な仕様■
材料:スタイロフォーム・発泡スチロール・カネライトなど
加工内容:指定厚への連続自動スライスカット
       指定形状、指定厚さへの自動カット
データ:ランドプランナー(株式会社トラストシステム)
     街並みビューア(株式会社トラストシステム)
     その他のCADデータ(dxf変換により対応可)
     エクセルデータなど(対応予定)
最大加工サイズ:100mm×100mm×30mm
加工精度:X,Y軸方向 ±50マイクロメートル
       Z軸方向  ±200マイクロメートル
加工方法:エンドミルによる切削加工および熱線による切断加工の併用
使用電源:AC100V、AC200V (単相)およびエアー供給
本体重量:280kg

2006−11-27


スタイロフォーム自動カット例(多角形、多段型、複数個カットに対応)

全自動スタイロフォームカッター高精度表示写真

全自動スタイロフォームカッター加工例「東京タワー」
全自動で3次元的にカット


■ 粉体着色造型「3次元立体プリンタ」導入

 3次元データさえあれば、形状だけでなく自動的に着色までも行ってしまう粉体着色造型システムを導入。 地形の起伏データ、航空写真データ、建物壁面写真などから3次元データを作成すれば、見事に色つきの模型が自動的にでき上がります。

 通常のプリンタには「紙とトナーやインク」を入れてプリントアウトすれば、きれいに印刷してくれますが、3次元立体カラープリンタは材料として「特殊な石膏の粉と塗料と接着剤」を入れておくと、自動的に石膏の粉を固めながら色をつけていきます。 建物などはオーバーハングがあっても問題なし。

建物や地図以外にも医療用やデザイン分野などでも利用されています。

ケンプラッツ 建設IT 建設3次元まつり 活用事例 「3Dカラープリンタ」3次元CADデータから着色済み立体地図を自動作成

2006-04-01


2013年7月現在、カラー3Dプリンタ2台、紙積層立体プリンタ1台保有


イメージ
立体プリンタを使った街並み模型製作


■ 3次元地形模型作成用レーザー測定装置を開発

 造成計画やダム計画などの地形の変化を伴う地域開発などの際に、模型自体に紙粘土やカッターナイフなどを使って盛り土や切り土などのシミュレーションを、模型に手を加えることで直感的に考察し、その後に改変の結果を本装置により模型の形状を精密に測定して、CADデータ化を行うことができます。
 また地形模型以外の実体物の形状を3次元的に測定し、直ちに模型や真空成形用の原型の製作を行うこともできます。
 非接触のレーザー測定なので柔らかいものでも測定が可能です。
(測定例はこちら)
2005-06-01
模型レーザー3次元計測


■ デジカメ写真から3次元街並みデータを作成するシステムを開発

3次元の建物形状を正確に入力するのはかなり困難ですが、模型を制作するという観点から、省略する部分は入力時から省略するという割り切った考え方から、街のなかをデジカメを持って歩き、建物の写真を撮ったものから簡単に建物形状を起こして、簡単に街並みの3次元データを作成するシステムを開発しました。 見えない部分は模型でも表現しない。見えにくい部分は手を抜いて表現する。 建物の前面や屋上などのよく見える部分はしっかり作る。 というコンセプトで航空写真との組み合わせでデータを作成し、マウス操作により自由に街並みを眺めたり、道路を歩いてみたり、眺め回したり。と簡単な操作で自由な視点操作によりデータを活用します。

2005-06-01
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